生命力

ご利用者Aさんは

病気の進行から透析が必要と診断されましたが、

ご本人は、残りの人生を『医療優先を選択しない』と判断されました。

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その選択にご家族も悩みながらも賛同し、

ご本人が決めた方向性を、

何度も、何度もケアマネさんが中心となり

本人、

家族様と話し合い、

サー高住、協力病院医師、

訪問看護、

訪問介護等の協力を賜り

一時は危篤状態になりましたが、

医師等の懸命な努力により

順調に回復され

お盆には、

皆様と集会に参加されているご様子に

遠方の子供さんや孫さん等が「なぜなのでしょうね?」と

喜びを隠しきれない思いと同時に

あまりの元気な様子に驚く場面となりました。

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短時間のデイサービス復帰時には皆様からの拍手もいただき、

感涙にむせんだ場面をいただいたことも生きる力となり、

サー高住に住む仲間と、

名前を『〇〇ちゃん!』と互いに呼び合うほどのご縁をいただき、

その友人は、人生経験を活かした在家の僧侶でもあり皆様方に貢献をされ、

どの場においても心があれば社会貢献ができることを教えていただけております。

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昨日は、お二人が仲良く通うデイサービスで誕生会となりました。

年を重ねることに

一つひとつ、なくなるものもありますが、

周りを見回すと

今の時代、

こちらの考え一つでなくした分を取り戻す何かがあります。

勇気をもって、

何かに挑戦をするのも豊かな人生の一歩であることを

年長者の皆様からの学びであります。

ありがたい。

(報告はデイサービスⅢ号館 管理者 下澗)

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