年を重ねることの意味
1本のろうそくを命に例える話があるが、
日本人の寿命から考えると「今、自分はどのあたりか」と、
ろうそくの長さが浮かんでくる。
しかし、あくまで寿命であり、
どの様な場面が来て
寿命よりも早く天に帰ることも有りうるわけである。
この世に生まれ、
また天へ戻ることが約束されていたにもかかわらず、
いつも呼吸をしていることがあたり前の日々であるが、
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1本のローソクから考えると
ゆっくりする暇は無く
「働かせていただく正味には限りがあるなー」と
生かされている意味に急がなければと感受することができたが、
しかし、
朝の読書の中には
長さではなく深さであるという。
「深さ」と考えると
自分は、命を投げ打ってまで意志を貫いた吉田松陰が浮かんでくる。
「そうか、そうか年を重ねるからこそ生きることへの気づきがあるのか」と
思わず感謝が湧き上がった。