標準 と でこぼこ
標準とは何を優先した標準なのだろう
野菜の規格外は見た目は悪いが
優からは得られない深い味わいがあり
誰もが求められる価格で喜ばれ、
どの食卓にも並び豊かに暮らしを整える。
優と称した野菜や果物は
確かに見た目も良く飾ると見栄えがする。
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しかし、
手を出す人は少数で売れ残りとなり
次第に味も低下し
必死に形を保とうと努力をすると更に味が低下する。
子育ても
勉強の優劣も
何が大事かを真の意味で知ると
でこぼこの
怒られ放題の子供であっても
怒っていただいた分が心に染み渡り
誰よりも
栄養をいただいた “でこぼこ”は、
一番よりも二番が良いことを体で知り
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社会では
やっぱり “でこぼこ” の気持ちを瞬時に察し
“でこぼこ” の優れた面を瞬時に見抜き
“でこぼこ” ならではの味わいを引き出し
役割をもった“でこぼこ”は、力強く前に向かう人間となる。
一戸の家庭でも
標準にとらわれず
家族が互に根を張り巡らすことは、
しいては、
国の土台がしっかりすることなのだろう。