みどりの環境
森林浴は体に良いと
森林ウオーキング前後の血圧変動等、
その根拠も先日、住友先生の講話から伺う事が出来た。
確かに気分転換をはかりたい時など、車を飛ばすのは田園だったり、
鳥のさえずりが聞こえる森の中だったり、
無意識に求めているのは緑に多く囲まれている場所である。
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昨年、東京での集まりの中では、
足も腰も不自由になりデイサービスへ通う高齢者が、
実りの秋を目標に、
若者が不在となった村で米つくりに励んでいると、報告があったが、
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誰の制限も受けず
残された力を自分なりに活かし
先祖から受け継いだ米つくりに精を出す事が出来るのは、
日本人に流れる稲に対する気高いものが生き継がれていることや、
みどりに囲まれた環境が心地よいことを体が欲しているようだ。
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確かにシンフォニーのご利用者は、
みどりの芝生を眺めながらウトウトと、
幼子のように居眠りをする光景も見られるが
これは副交感神経が高まりリラックスされた状態であり、
講話の中でも血圧が安定する効果が報告されていたが
これもみどりの環境からの力なのだろう。
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(フォーラムパネリスト終了後の団欒)
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地域で農業に励んでいた要介護者等の人々であっても、
少しの本人用の野菜つくりの場を提供すると、
腰が悪ければ座って土に触れ
適度な休憩は、体内時計が教えるように
慣れ親しんだ土を切り離すのはもったいない。
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午前中は、自分の畑
午後は、1時間の昼寝と
足の元気な近所の〇〇さんに来てもらいお茶のみ話をする。
また、月に1度程度定期的に地域包括や保健師さんが巡回で訪れる。
こんな自分流のデイサービスをつくるのも
小さな地域ならではの、
自分から始まる社会資源活用か、と思えてくる。