自ら引くラインは、どこ
ご利用者の、それまでの入浴の在り方により
入浴が嫌いになる事がある。
今までの怒られて入る入浴は、
けっして体をゆったりとする場所とはならず、
大声を出したり
つねったり
たたいたりする場面となって
その場から立ち去ろうとする。
衣服を脱ぐだけでも無防備となり恐怖心が襲ってくる。
自宅での介護は、愛情をもって他者には任すことができず
今でも親身に介護されている介護者もいるが、
多くの自宅での介護は疲労困憊なことが多い。
このようになる前に
早めに専門の人の力を借りる事が近道だが、
多くの男性介護者は
「妻は、自分が」と言う強い想いや
自身の介護の辛さを打ち明ける事はできず、
何とか「一人で守ろう!、頑張ろう」とすることが愛情の深さの裏返しでもあるのだが、
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人間は、感情の動物でもあり
体の疲労と心の疲労が重なってくると
冷静ではいられなくなって当然でもある。
支援を受ける人は
恐怖が、ますます増強し自身を守ろうとする行動へと変化していく。
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しかし、介護現場においても
流されず、
個々の支援に合わせた介護ができるか、否かというのも
その介護現場に
指導できる人(嫌われ者)が何人存在するか?という現実もある。
今こそ、介護者も、ご利用者も守る為にも何も言えない時代になってはいけない!!
大変な介護から得るものは自分のものとなり
そこで拒否すると
それ以上の疲労困憊な人は自分等は守ることができなくなるという
ラインを自分らで引いてしまうからだ。