真に生きる人、これからの種を撒く人。
人は、会話から多くの生まれるものがある。
それは、相手の良きところを発見し感動するからであり、
しかし、
その関心も、
聴かせていただく心構えが無ければ
どのような素晴らしい人との出会いであっても心に入らず、
ただ通り一遍のときが過ぎ去っていく。
しかし、
そこに
少しの心が入ると、
学校へ行けなかった少年からも
永年の苦しみの中で葛藤してきた母親からも
真面目に真剣に生き
夜も寝られぬほど悩み苦しんできた日々の辛さが体全身から伝わってくる。
人は、多くの人の考えが同じ方向をむくとどこかで安心しがちで、
顔色を見ながら同じ景色を求めようとするが、
だが、本当に大事なのは己を納得させる理由であったか、
否かであり、
顔色だけをみているだけの決め事からは、
自分の人生に真逆に向かう事となるのだ。
一人だけ
違う意見をもちながらも
負けずに、
やさしさをもち、
生きようとする人は
その人独自のパワーがあり力強さを兼ね備えている。
少年は、涙する母親にポケットからテッシュを差し出し、
自分のことで苦しんでいるのだろうと感じる心をしっかり持ち備えていた。
学校を無事に卒業することは、一つの目標を成し遂げた貴重なことであるが、
自分と闘いながらも、
家族に思いを寄せる少年の姿から、
『真に生きる』とは何なのだろうと考える場面や
親子との二回目の話し合いから感動と学びをいただいた。
後書き
伝書鳩で北見に民間の夜間中学ができるとあった。
なんと素晴らしいことだろう!
多くの親子が救われるチャンスが到来だ。
詳細は不明だが存続できる支援が必要と感じた。