看取りと、ふる里
人の命には限りがある。
急激な体調の変化や、
その時期がきた時には
入居前の確認から
その後も
何度も何度も現実に最終のときについて話し合う。
何度も話し合う事で
いつ
その時期が来ても
悲しくても
切なくても
残される人の
過度な心のざわめきを取り除く為でもある。
日常の家族支援は
直接会えずとも
電話の便りや
1枚のはがきに代筆から言葉を送ることも貴重な家族支援と考える。
ふる里を思う感情と
親を思う感情は等しく
懐かしく
思い出すのは、
いつも元気で
笑顔で
ときには
げんこつをはられても
どれも
これもが
懐かしく心を潤していく。
最期の場面では、
そのような過去を
ゆっくり懐古できる環境を整えさせていただきたい。