発した言葉の尊重から受診
認知症高齢者90代を迎えたKさんです。
夜勤帯からの報告です。
居室を訪問すると「わたしここ痛いのよ」と胸部痛の訴えがあります。
バイタルも問題はありません。
午後から、様子を見ていても変化はありません。
痛みも無くなっています。
日頃からの本人の言葉を大事にしましょう!がここで活かされます。
キーパーソン様に連絡し午後から受診となりました。
受診後の報告は「肋骨が1本折れていましたと。
骨密度から考えると2週間で完治するでしょう」と。
現在コルセットをつけています。
肋骨は折れやすい部分でもありますが、
ほっておくと内臓に傷がつく危険もあり
受診時には、本人も「なんもいたくないのよ?」とありましたが、
『何でもないかと思いますが念のために』と、受診となりました。
介護現場は、認知症の人の発した言葉を大事にしていくと
問題解決に自ら導いていただけます。