ありがとう!
介護施設を上手に使うには、
まだ、少しでも力が残されている間に
自分ができないところを契約により支援してもらい
ご利用者は、できることを積極的に行うことで、
褒め上手の介護スタッフから「すごいですね。」と、
認められると
その場の人的環境は、自分から発する環境へと変化していく。
🌷
その人が、できると考える介護職の個別のアセスメントから、
○○さんの残された力(残存機能)を依頼すると、
多くの要介護者は、
嬉しく
玉ねぎの皮むきでも、
洗濯物たたみでも
役割となって力を精一杯出そうと努力をされる。
寝たきりで何もできないと思っていた人でも、
拘縮防止の他動運動の実施から、
また、排泄交換から
「すいません。腰を上げることができますか。お願いします」と依頼すると、
相手の希望を叶えようと努力をしてくださる。
そこから、互いに「ありがとうございます」
「こちらこそ、ありがとう」とご利用者とのコミュニケーションが活性化すると
互いに嬉しくあたたかな出会いとなり、
また、更に頑張ろうと次の出会いを待つことができる。
人は、認められ
人に役に立とうとする志は、最期の瞬間まで持ち備えており、
体調が悪くても、
心配して訪れた身内にでも、
『ごめんね。心配かけて』と会えたことが嬉しいが申し訳ないと詫びる場面にもなる。
家族支援は、面会ができない遠くの環境でも
1枚のはがきから、
小さく弱弱しい字しか書けない病気
(現場では、レビー小体型認知症の人に多い)になっても、
はがきに塗られた線からはみ出した花の塗り絵でも、
家族は嬉しく、
感謝のことばを本人に届けてくださる。
会えないときには
相手のご都合も聞き、電話での会話や
わざわざ面会に来られる遠方との家族時にも、
対面する前に写真を用いた回想法から思い出すこともできる。
介護現場の仕事は尊く、
それほど、興味のなかった60代の男性スタッフでも
移動から介護現場へと入ったが、
今では、『移動をさせないでほしい!』と嬉しくなる言葉を届けていただいた。
この言葉の奥には、
多くの要介護者との喜びを知っていただいた結果なのだと嬉しくなる。
限りある人生において、
仕事への喜びを感じていただけることはとても嬉しい!
ご利用者に代わり感謝をさせていただく。
ありがとう!