亡くなった人へ功徳を送ることが一番の喜びとなるのですよ。

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幼い時から祖母に連れられ中湧別の日蓮宗光照寺へ行かせていただきました。

 

まだ、幼稚園頃からだったと思います。

 

テレビもまだ行き渡ってない時代、お寺には大勢の人が集まり祖母の姉妹もきておりました。

 

 

 

 

 

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祖母の嬉しそうな表情と、亡き人に回向を送る寺参りは、

 

美味しいごはんも楽しみとなり、

 

ときどき祖母と寝ていると、どこからか聞こえてくる太鼓の音を不思議に感じ、

 

お寺さんの、あの世の話が身近に感じる子供でした。

 

幼いときの心の時間は、とても大事であると実感します。

 

人生の節目のときにも幼い時に心で感じた宗教心に救っていただきました。

 

 

 

 

 

 

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以前のボランティアお話のろうそくの会の学習会(昔話し語りの会)では、

 

確かではないのですが、「サンタクロースを信じる子供に育てよう」という、

 

著書を学集会のテキストの1冊にし仲間らと学集会を毎月行っていました。

 

 

 

 

 

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子供達の夢を育てる心、

 

目には見えない心を育てる心、

 

このような心の時間が幼いときには今後の人生の道しるべとなります。

 

 

 

 

 

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母親の優しい読み聞かせの声の響き、けっして上手ではないのだけれど、太くてごつごつした父親の声が、

 

悲しい場面や人生の分かれ道のときに、

 

幼いときの栄養がどこからともなく再現し、乾いた心に潤いを与えてくれるのです。

 

 

 

 

 

 

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子育ては、今しかできない旬のものであるのです。

 

べったりと休みをとるのが子育てだけではありません。

 

ほんの少しの時間でも密度の濃い心の交流ができるものです。

 

 

 

 

 

 

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亡き父が、長男を出産したときに涙を流して喜んでくれたという姿に今でも感謝が沸き起こり、

 

亡き父に、この世で積ませていただいた功徳を回向として送らせていただこうと、

 

自分が頑張ったなーと思うとき、

 

すーっと父を思い出し「父に飛んでいけー」と思わせていただいています。

 

 

 

 

 

 

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亡くなっても、あの世の修行は続くと言われています。

 

人は誰しも知らない間に多くの罪を犯しているといいます。

 

身近な人が亡くなっても「わたし達は何もできない」のではないのですね。・・

 

いくらでも良いことをこの世から回向として送ることができるのですね。

 

 

 

 

 

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自分はこんなにどうして苦しいのだろうと思う方は、

 

自分から良いことを行えるチャンスをいただいているのです。

 

生きることが使命で生かされているのですから、

 

人生を最後まで全うすることが修行でもあるのですね。

 

 

 

 

 

 

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亡くなった人が一段階あがるときに力になるのが、この世からの回向だといいます。

 

誰でもできることでありますが、心を正しい位置に置かなければ誰にもできることではないのですね。

 

 

 

 

 

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● 優しいまなざしで相手をみること

 

● 穏やかな温かな笑顔で受け入れること

 

● 口から発する言葉は、心ある、思いやりの言葉を届ける。叱るときにも思いやりがあること。

 

● 体を使い相手の為に尽くさせていただく。人の嫌がる仕事を先に進んでさせていただく心(トイレ掃除など)。

 

● 相手の苦しみを自分のことのように心で受け止め、そこには心が備わっている。

 

● ゆずる心(席をゆずる・順番をゆずる。)

 

● 雨にぬれている人、嵐にぬれて困っている人など、雨宿りをすすめる心、

  傘に入れてあげる心、困っている人を泊めさせていただく心など・・

 

 

 

 

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悩み苦しむことがあったおかげで、たくさんの徳を積むことができ、

 

亡くなった人の為にと思う心が知らない間に、

 

自分自身も悟りの世界に入ることができるのですね。

 

 

合掌

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