1.3億人の人々の中からの出会い
日本には約1.3億人の人々が暮らしていますが、
人が知り合い幾度と会話を交わす人々は限られているように思います。
そう思うと、
人とのご縁は貴重で、
この世で知りあうことができ、
互いの人生に影響を与える友人、知人らの存在も、
これもまた、
とても大事な人々であります。
朝方のテレビで
使えば使うほど味わいができ、
色はさめても、
糸が織り成す風合いは心地良く、
体に馴染んでくる日本てぬぐいの放送が流れていましたが、
一つの聞かせていただく話からも
日頃の多くの出来事を振り返るチャンスをいただけます。
若い頃には気づかない視点、
年を重ねるからこそ
痛さも
辛さも
わがことのように深く入り、
ともすると、
痛さを感じないように防備する自分がいることも事実であります。
人は本当は弱く、
表面からの明るさの中からは誰も気づくことの無い、
心底には深い悲しみを持ちながら生き続け、
忘れようとしている人々もたくさんいるのです。
しかしながら、
元気なふりをしていると、
不思議なことに、
やっぱり元気になってくるんですね。
そこに居るのは、
いつもの友人、知人であるなど、
多くの人々に
支えられながら生きている自分がいるのです。
この縁を大事にしていると、
縁が縁を呼ぶように、
昨日は3号館のお隣の方の庭を拝見させていただき、
ふとしたことから、
「今日が亡くなった両親の7回忌と13回忌なんですよ」と告げられ、
驚きと共に窓から視線を入れさせていただくと、
そこには、
ご仏壇が開かれ、
ご供養を待つばかりのご両親の位牌が並んでいました。