天使の羽
北見市高栄小学校 運動会
応援席から多くの声援を受け
競う子供等の必死に頑張ろうとする意欲が
走り方にも
紅白の玉入れにも
生き生きと輝きだしている
一番で走りついた少年は
声援を受け期待に応えようと必死で紅白の玉に向かい合う
しかし あせれば あせるほど
紅白の玉が一向に入らない
一番の順位がますます邪魔をするように
三回、四回と四方八方に玉を投げ入れるが入らない
後から次々やってくる仲間は軽々と玉を命中させ走り去る
ついに子供は開き直り
一呼吸をおくと
ぐっと大地に足を踏ん張り
狙いを定めたか と思うと
今まで重たかった体に羽が生えたように
体は軽々と浮かび
玉はかごの中へと命中した
生きる力 生きていく力
子供は一番では得られなかった
生きる術を
運動会から学ぶことができた!
私達は運動会の純粋な子供の姿から生きる術をいただいた!