気魄
躾とは
礼儀作法をその人の身につくように教え込むこと。また、その礼儀作法。
昔の日本は”家”制度が根付き、家長を中心として家が成り立ち厳しい躾があたりまえの時代であった。
明治生まれの99才のKさんをはじめ、大正生まれの入居者が多いグループホームには、この”家長”を中心とした生き方が肌に馴染んでいる。
自分も含め、職場における躾、共に居心地の良い環境を提供しようと思うと、まず全責任のあるトップ自らの旗振りが重要である。
トップ自ら汗しなければ、トップに変わる誰が旗を振るのだろう。
業務の遂行は組織の者が行っても、トップと同じ気魄で行く者は自分自身だけであることを自ら気がつかなければ崩壊してしまう。
しかしトップは、時には芯をぬいた素の心で自分自身を振り返り、外へ向かっては明日へのエネルギーを秘め真の気魄をもって向かうことが大事なのだろう。