エーデルワイス スタッフへ
秋も深まり
畑の収穫後の始末や庭仕事にも一段と精が出ます。
自宅では、なかなか体が動かないものですが、
場所が変わり、
人が変わり、
老いてからの仲間が居る環境の場面では、
長年の季節から感じるものが
体を本能的に動かしていただけます。
ご本人の能動的動きがいくつ、
残存しているのか、
そこを把握し、調べていくのがプロの仕事ですね。
動かない足でも自ら動かそうとする働き、
動かない手を使い好物を取ろうとする働き、
元気な頃を思い出し体が一部麻痺していても餅をつこうと杵を上げようとする働き、
カレーライスをつくる順番を忘れても作ろうとする働き、
絵は描いたことが無いのだけれど
すぐ完成する絵に喜びを感じ、
また書いてみようかなと思う働き、
春になり種まきを心配する働き、
収穫後の畑を片付けようとする働き、
自ら決め自ら働こうと思う支援に、できないところだけを手伝う介護、
これが能動的介護であります。
この力を引き出す為には
介護者は優しく見守り”頑張れエネルギー”を優しく放出するのが共に暮らしやすい環境となります。
体から出るマイナスのエネルギーは、
感情が豊かに残されている認知症の人にとっては痛さが何倍にも伝わってきます。
力を残す介護は、
とても時間を必要とする介護でありますが、
それが今後の悪化を防止する予防介護であります。
要介護になっても、
それ以上、重度にさせない予防介護がその人らしさを残していく介護となります。
★★★
今日も一日、幸せをいくつ提供できるだろう。
仲間が作った今日の一日の目標をしっかり読み上げてみよう。