昔ながらの向こう3件両隣の関係つくりが必要と実感です!
選ばれた10名の若者達は、やはり違っていました。
優しさと、希望に燃えたキラキラ光る目と社会人としての落ち着きをもっていました。
福祉に足を一歩踏み入れる所まで、たどり着いた若者達です。
おこがましいのですが、あるものすべての栄養を与えてあげたいと思いました。
福祉理念ではテキストの糸賀 一雄氏の理解と共に、同じように福祉の先駆者として北海道遠軽の地に男性教護院を開設しました留岡幸助氏に触れさせていただきました。
驚いたことに、受講生の母親が働いていた場所でもありました。
ノーマライゼーションを身近に感じることや地域福祉の視点とコミュニテイケアでは、住み慣れた地域で最後まで暮らしていくことは人間として自然な思いであり、その感情を受け止めていくことの大切さを共に学ぶ時間をいただきました。
グループワークでは、自分の友人達や周りで起きている出来事から涙ながらの訴えもありました。
乳幼児の子供のこと
未成年の子供のこと
成人になった子供のこと
高齢になった親から思う子供の事
つまり、いつの時代にも子供を中心として葛藤があり、その心の中を打ち明けられない環境が事件を呼び起こしてしまうのだと・・・
昔ながらの向こう三軒両隣の関係つくりの復活が必要なのですね。
おせっかいの”およねさん”や、心優しい頑固じいさんが登場できる仕組みつくりを、考える時期がきました。
物欲ばかりでは人は生きていけず、心の叫び、心の痛みをほんの少しでも周りで理解していただけたら命を落とすことなく生きていけたのでしょう。
自然の力を借りながら子供の心を調えようと一生を捧げた身近な留岡幸助氏のすぐ側にいる私達は何が出来るのだろうと、6月に見学させていただいた樹齢300年のナラの木を思い起こしながら受講生と共に考える時間をいただきました。
10名だからできる講義、10名だから湧いてくる言葉、10名だから出来る心の触れあい・・・・・
心豊かな時間となりました。
国の支援で行われた事に感謝です。