伝統
昨日は伝統について拝聴する機会をいただいたが、
今の日本における職業にも古くからの伝統やしきたりがあり
経済に翻弄されずに伝統に従い、守り続けている職業も多々ある。
それでは、介護という業種にはどのような伝統が受け継がれているのだろうと考える。
介護らしき姿の基本があったのは悲田院の聖徳太子や鑑真の働きが
社会福祉の根底に古くはあったと記憶する。
伝統を重んじることは、
そこに倫理観や使命感が働きだし、更に深く聖徳太子や鑑真の生き方を学ぶことにより
「介護でもやろうか」から『介護をさせていただきます』と
言葉の重みも変わりだす。
日本の歴史を学ぶことは日本人や諸外国の人々との真実を知り、
地球という世界観で大きく物を考えることになるのだと実感する。
介護福祉士国家資格受験の人々にも、この介護の成り立ちの基本が理解できると、
素晴らしい介護日本が世界中に発進でき、
介護が日本を、いや世界を救済することも夢ではないのかもしれない。
いろいろな人の話を聞くことは、動かなかった細胞が活性化する。
その細胞の働きをどのように生かすのかが個々に与えられた課題なのだろう。