介護の感性を磨くには
感性
感性は誰もが持ち備えているが
この感性は
磨かずに怠ると鈍感になり
相手の心を感じることが出来なくなる。
上手く言葉にまとめることが困難となった認知症の人の
行動の一つが多くの意味をもつ表現だとすると、
その行動から何を読み取るのか、ここに感性が重要な働きとなってくる。
感性とは、物事を心で深く感じ取る働きである。
その鍛錬をするのは
多くの本を読み疑似体験をするのも一つであるが、
介護に関する感性を求めるのであれば
日々、共に暮らさせていただく現場であり
業務の流れた介護からは何十年勤務していても感性は磨かれず
認知症の人の言動・行動に一喜一憂する介護現場となる。
認知症の進行が
「重度だからと断ったらね、いつまでたっても技術は磨かれないよ」と
無言で認知症と戦っている人から教えていただけているようだ。
今日は、いよいよコーディネーター研修最終日、
日本に初めてグループホームを具現化した林崎先生の講義を深く心に刻んでいただきたい。