介護
介護で巡り合ったその人は
誰とも交流することはなく
介護の拒否と
暴言や
不満が多く、
介護する人々は心を痛めていたが、
その人の人生にチャンネルを合わせてみると
壮絶な人生のドラマが展開され
今まで「大変な人」と思っていたその人を見る目は、
「辛かっただろう
良くそこを乗り越えてきたなー自分だったら、そのようには生きられなかったかもしれない」と思うと
目の前のその人の行動は『痛い心の叫びだ』と共感することができ、
介護者の今までの心は嘘のように全てを受け入れることができる。
介護する側の目線が変わった事を素早く受け止めたその人は
いつしか
日毎に
心がゆったりと
「ここにいてもいいんだ・・ね」と
やっと、
心を休ませる場所が見つかり、
尖った顔に笑みが戻り
人生の終末にだけに咲いていただける
人生の花が咲き誇る。