リスクはポジティブな人つくりと考える。

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健康なときには
何気なく生きている毎日の繰り返しの中で
あたりまえのように
一日を迎えることができているが、

 

この歯車が一つでも違った日が来たら
昨日までの暮らしが一変し、
考えることなく過ごしてきた過去の日々がどれほど価値のあるものであったかが
問われると同時に
新たな苦しみと直面する場面となる。

 

 

 

 

 

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それは、
日本の伝統技術にもあるように、
一人で受け継ぐものもあるが
多くは
大勢の人々の手を借り、
つくりあげていく伝統が多くあったように思われる。

 

そこには、人の輪という、
互いの力を引き出し
共に助け合い
先輩を敬い、
協同で物をつくりだすという営みの中に、
地域の助け合いの精神が生まれ一つのまとまりがあったように思う。

 

 

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伝統技術の減少は
日本の産業を変え
そこには、
日本人という本質さえも塗り変えるほどの力が働いたのだろう。

 

せめて、
わずかに残された日本の伝統が残るような働きや、
日本古来のものが再生しようとする支援は
日本の強みを増す働きとなるではと考える。

 

 

 

 

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また、
認知症という病気を広める働きは、
人々が自らつくりあげる新しい地域となり、
今までには考えることができなかった多くの認知症の人々が
共に地域で暮らすことになるという新たな文化の育成は

 

新しい町つくりの再生となり
新しい日本をつくりだすものと
伝統技術の存続価値の高さと同様に考えることが出来る。

 

 

 

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認知症というリスクを“ポジティブな日本の人つくり”と考えることは、
真実の「人に優しい地域」となり、

 

今、何とかその土台をつくらなければ
大勢の中に入る一人ぼっちの孤独ほど
寂しいものはないだろうと

 

3歳の孫が自由に操るコンピューター操作からも
深く考えさせられることが多い。