想いで
幼なじみと過ごす時間
昨夕は、北見在住の幼なじみの送別会をオホーツクビール園で行い
楽しくも懐かしい時間をいただいた。
その数時間前に、こどもサポーター養成を行い
講義終了後、
子供たちに認知症の人の力を知っていただこうと
ご利用者Kさんに鮭をお願いする場面となった。
快く「いいよ!」と包丁の角や全体を使いこなし
周りの子供等から大きな歓声をいただき、見事に丸ごと1本さばいていただいた。
Kさんは、魚工場で働いていた”さるる町”の故郷を思い出す時間となり、
その後、デイサービスへ戻っても豊かな感情が残り
昭和の歌と共に再び”さるる町”を思い出したのか、
懐かしさで涙する場面となった。
80歳を過ぎたKさんは認知症と戦いながらも独居であるが
病気のときにも周りのネットワークをフルに活用し
無事に在宅で過ごすことが出来ている。
できない部分のみ支援をすることで力は残されている。
Kさんは子供達との動の時間と、
その後の静の時間との作用は
忘れていた両親や友人等を思い出し、
有意義な時間からデイサービス帰りには落ち着きと満たされた満足感が漂っていた。
自分も幼なじみの友人等の時間から、
当事の中湧別の市街や子供の頃の遊んでいた場面が浮かび、
Kさんの感情と重なった。