グレードアップ捜索訓練終了
担当地域包括支援センターサポーター養成終了後、
捜索依頼の一連の流れをロールプレイであります。
受診していた相内診療所から父親が不明になったと、
前回の訓練施設「ケアハウスゆうゆう」職員さんによる地域包括支援センターへの相談から、
「命が大事です。早期に警察へ連絡しましょう」と包括の前田さん。
電話番号をゆっくり伝え側で支えています。
自宅から北見警察所への早期の通報であります。
通報状況からなじみとなった生活安全課徳田さんのやりとりの声が参加者全員に聞こえ
本番さながらの臨場感がたっぷりであります。
詳しい聞き取り後、生活安全課から相内町交番への連携となり
実際に交番の警察官が起こしになり自宅場面を想定する会場での再度の聞き取りを行いました。
父親を捜す娘さんに励ましの言葉まで伝えています。
その後、警察から北見市役所介護福祉課長尾さんへ、
長尾さん等職員二人で内容を確認し24時間対応のメール配信です。
その後、各ガソリンスタンド等へFAX送信であります。
最後に電話が行方不明の会に来るはずでしたが、
急遽自宅へ訪問しているという設定に変わり、
そのおかげで「娘さん以外の親戚の方や地域の方へ捜索へ参加することができる方へも」と捜索人員を募ることができました。
今回は住民と共に、行方不明の会が捜索を優先させていただく場面を頂戴し
全員がグループ分けになり会員がリーダーとなり捜索の展開場面となりました。
終了後には前回の会議からの
捜索終了後の不適切な環境の把握をマップに落とし、
グループから捜索時の意見をいただきました。
北見高齢者110番の家、伊藤事務局長からのシールについての説明もあり、
中には「高齢者110番の家のシールを貼っているので夫婦で捜索に参加しました」という嬉しい会話もいただけました。
徘徊役になったグループホームしあわせ館、高橋さんからは、
近づきながら「話すのは前からだぞ」という声が聞こえていましたとの言葉と同時に
「あまり、腫れ物に触るような扱いはやめてほしい。認知症になっても一人の人間として扱ってほしい」と、
体験からの言葉もいただきました。
三木会長からも「○○さんですね。どこへ行くんですか」等、言葉の前には『失礼します。すいませんが・・」と
やんわりと場を和らげる言葉が大事と伝えていただきました。
サポーター養成から、一連の流れの把握に努めていただいた警察地域課の松岡さんからも、
気持ちの良い『失礼します!』ときびきびとした言葉を頂戴し、
「警察だけでは限りがあり、住民一人ひとりの参加が最も大事であります」などを丁寧に伝えていただきました。
場を和らげる為に行った樋口管理者の『笑いの体操」も”いざ捜索!”という勢いに和らげる効果を出し、
緊張した空気がやわらかくなりました。
笑いにも警察も含む全員が大きな声で参加していただけました。
帰りには、今期の計画に無かった他の包括支援センターからの立ち上げ相談も受け
「全面的に応援しますよ!」とついつい声に力が入ってしまいました。
何度も何度も、お付き合いいただける北見市や、
グレードアップする北見警察署に負けぬように、
会長共々「どんどん、しっかりアップしていきましょう」と
拠点高齢者110番の家『あいのさと』の心地良いクッションに座り
コーヒーで乾杯をさせていただきました。