虐げられた過去からの安住の地と現在の虐げれている人々への目線への大事 さを知る

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昨日は、クリスティーン・ブライデンさんの沖縄愛楽園記念講演に同行させていただきました。

一言で認知症高齢者と言っても、

随分と様々な人々が存在することを改めて感じさせていただき、

国内にもハンセン病の施設がありますが、

特に愛楽園入所者の皆様には現在に至るまでの虐げられた過去がありました。

 

 

 

 

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療養所の廊下の脇には、不自由な手で掘った防空壕が残されており、

当時はその為、悪化した人々もいらっしゃったようです。

 

 

 

 

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(愛楽園職員さんの舞踊)

 

 

 

今は、本土復帰と共にハンセン病に対する理解も深まり、

強制収容や人権を無視した過去を償うように、

大事にされていることに心が和みますが、

認知症になっても過去は消すことができませんね。

 

 

 

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園長先生は初めて島でお育ちになった方が就任され、

穏やかな口調と包み込まれるような笑顔が

遠い悲しい記憶を緩和させているように感じさせていただきました。

 

 

 

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敷地には介護施設・一般居住施設・病気の診察から入院には治療センターも完備され、

リハビリテーションから、

ターミナルケアが実施されており、何と言ってもゆったりと穏やかな空間が一番の印象でした。

地域との共生では、一般外来診療やパークゴルフを共にする場も用意されておりました。

 

 

 

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認知症患者と同様に国内のハンセン病患者への尊厳を思い知ることや、

表に出ない虐げられている人々への目線をもつこと、

そして、沖縄の歴史を忘れることなく、

平和があることに感謝をしなければと思わさせていただきました。