地域で共に暮らすには
コミュニテイソーシャルワークには、
ソーシャルインクルージョンの考え方があるが、
日本の地域においては、この言葉をもう一度思い起こすことが必要な場面が多いように思われる。
障害者・高齢者等を含む弱者の人々には交通の不便さや、
昔からの顔の見える店が無くなり、
八百屋さんや、魚屋さんは、遠く離れた大型スーパーまで行かなければならず、
まだまだ頑張ろうと独居で頑張っても
一人で入る入浴に不安を感じ、
辺りを見回すとデイサービスは多くあるが、
銭湯は地域に1件も無くなった。
住み慣れた地域で最後までと言っても、
何とも、弱者の人々は家で暮らすことの不便さを痛切に感じている。
地域に住む人々が買い物の支援や
入浴のお誘いなどをすることも必要な時代になったのだろうか。
互いに助け合う少しのシステムを位置付けることで
地域の明るい方向性が見えてくるように思われる。