初七日が過ぎた家族様との想い出話し

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今年も残すところわずかとなったが、

今年の正月には「今年も元気で頑張ろうね」と

明日が来るのがあたりまえのように言葉を交わし

面会に来られていた家族さんであったが、

 

 

 

 

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寿命という限りある最終のその日は静かに優しく周りの人々を慌てさせずに、

孫さんに手を握りしめていただきながらグループホームにて98歳の生涯を終えた。

 

 

 

 

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初七日が過ぎ、

家族様は「あっ!行かなければならない」と長年の面会が体に染み付き、

そのたびに悲しさと対峙する。

 

 

 

 

 

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入居後7年を過ぎた月日であっても、つい最近まで、

入居されたその日の”遠くを寂しそうに見ていた姿”が脳裏に焼きついていたという。

 

 

 

 

 

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お通夜の場面で「よろしければ皆さんで偲んでください」と手渡した笑顔の写真集に

「苦しかったあの日の思いが消えた」と涙ながらに話していただけた。

 

 

7年を過ぎ8年目に入った月日の想い出は共に、いくら話しても話しが尽きず家族と離れるような寂しさが訪れる。

 

 

 

 

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介護する自分等の前に、

”一人として同じ症状はない認知症を患う人々”が教師となって現場で教えていただき、

今でも生徒が悪いのか、まだまだ学びの最中の現実がある。