食の支援からの非薬物療法と活性化
食による精神面の活性化
認知症による精神の活性化は病院からいただく薬ばかりではなく、
非薬物療法により精神面の向上を支援することができる。
認知症は
記憶障害が主たるものであるが、
今が、いつなのか
考えることや判断する力が衰えてしまう病気であり食事をしたことさえも忘れてしまう。
(トーフハンバーグ)
個人史からの集中できる作業や、
バランスの良い食事、
本人が笑顔で向かう食事、
ストレスの無い楽しいコミュニケーション、
そして、何よりも食に大事なのは季節を感じとることができる食事内容である。
食の支援から、
自分が過去に子供に作った季節の食事や
思い出せなかった懐かしい両親や姉妹の想い出に巡り合い
介護スタッフ等に驚くように話をしていただける場面となる。
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服薬から、ちょうど良い場面でこのような作用が生まれることは今の時点では少なく、
その人に合った薬と介護による支援の両方の効果が認知症の進行を遅くする。
食に興味の無い若い人等が増しているというが、
若年認知症は18歳から症例である。
認知症は、若い人も高齢者も誰もがなり得る病気である。
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季節に合った食べ物と楽しいコミュニケーションの場を増やし、
良き想い出をつくるのも
後の支援内容を手厚くするものである。
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今から認知症を理解する地域の若者等の働きは、
大きな地域力となり
若者がつくりあげたレールは、
やがて必ず老いる自分等を助けてくれることだろう。