10才の子供に常在学場が・・
10才の彼に、常在学場が目に留まりました。
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本の表紙に漫画風に描かれた風貌の絵に目が引かれたのか、彼は本を手にしながら「すごい!」と・・・ふと、声を漏らしました。
「どこが凄いの」と、驚いた私の声に「いやいや・・!」と声に出したことを後悔するかのように・・・
しかし「ここだよ・・」と
日常の五心から進化した「日常の八心」に中に書かれていた五番目の「私がしますという積極的な心」彼はこの言葉に目が留まりました。
「どうして、目に留まったのだろうね」・・・と聴くと
恥ずかしそうに・・「うーん」と首をかしげています。
「○○は、できないのかな」・・・と聴くと
「うん・・・できない」
「どうしてできないのかなー」
「だって面倒くさいも・・・」
「そう、じゃできる人もいるんだ・・・」
「うん!いるよ、女の子でいるよ!」
「すごいね!」
「うん、すごいと思う」
「自分の為ではなくて、他の人のためにする事だもんね・・りっぱだね・・」
「うん、りっぱだ」
10才の子供の心に響きをもたらした常在学場、嬉しい気持ちと同時に自分が10才の頃は、どうだったのかと思いめぐらすと・・・やはり○○と変わらない自分がそこにいました。
ふと、その前の文章に目をやると・・・
「子供を叱るな来た道だ 年寄りを嫌うな行く道だ 思いやりこそ人の道だ」・・と納得です。
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彼は自ら本を手にし、いつもできないと思える自分を理解し発見することができたのだから、やはりすごいことだと改めて感じる場面をいただきました。