1枚のちぎり絵写真から尊厳ある介護とは・・・

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このちぎり絵を見ると

どのような流れで導入に至ったのか・・?

現場と論じる場面となりました。

説明のない写真から「押し付けの支援ではないの」か・・と

「高齢者の尊厳は?」と送られてきた数多い写真の一枚に疑問をあえて返しました。

 

 

 

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管理者からの説明は、

 

 

 

今回の絵の導入に関して。
壁画は個別支援として導入しています。
金太郎の壁画は、T様とO様2人が中心となって作成しました。

絵は2人に選んで頂きました。ただ、初めはリアルな鯉のぼりの図案でしたが、
「もっとかわいくしてほしい」との希望で、今の図案になりました。

 

 

 

 

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どうでしょうか・・・

このような説明を教えていただくと、

1.ご利用者同士で計画を立て

2、ご自分達が依頼したけれども味気ない図案に改善を訴え

3.もっと可愛くして欲しいと課題を要求し

4.希望が満たされ、何日もかけて取り組んだ“ちぎりえの完成”は

5.最後まで成し遂げることができた達成感と満足感が溢れたでしょう。

 

 

 

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(手づくりロールケーキ)

 

 

 

記録と説明は、

ご本人の力を伝えさせていただく場でもあり、

老いても病気になっても今を懸命に生きている証となり、

ご家族様とご本人をつなぐ“きずな”となって尊厳へとつながります。

私たちは、そのような大事な場に居ることを伝える良い機会をいただきました。

 

 

 

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説明のつく介護は日頃の個別の日誌や

要点をまとめた家族様へのこまめな゛連絡帳゛を含む説明とやりとりは共に大事な支えとなります。

 

 

 

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一つの事柄でも心を入れた仕事から大きな希望を共に動かすことができそうです。

 

今日から全てが本格的に動き出します。