共に生きる人生
認知症対応型デイサービス・グループホーム
スタッフは、
力を引き出す支援を、
その人から導き、
導かれた記憶から、過去の光輝いていた人生を思い出す。
活性化した脳に懸命に働きかけ
奥さんのこと、
子供さんのことを思い出すと、
しっかりとした顔つきでお話をたくさんされる。
行動まで変化が伴い“やる気”という気が表れてくる。
脳は不思議だ・・
介護の力でもこのような変化が表れる。
現場のスタッフは、
その喜びをいただき「今度はこれだ!これを支援させていただこう」と自らやっぱり活性化する。
ハウツーの答えがあるものは、答えが無くなるとどうしてよいか混乱に陥る。
認知症介護は、プロだからこその「仕事人」に通じるものがあり、
100人の認知症の人には100人の対応があることを知ることが先決のようだ。
認知症の人のデイサービスやグループホームは、
認知症対応専用だからこそ一日12名・9名と人数が限られ、
このような「考える介護」を必要とするのだ。
一人の回想から、周りの人と穏やかに話に花が咲き、
次回の利用には、残された感情から二人の関係が円滑になっている。
その支援をうまく駆使しなければもったいない。
申し訳ないと思う。
仲間の縁をつなぎ
利用者さんと家族さんとの縁を深める
ご自分では思い出すことができなくなった
“その人の中心となる想い出”を思い出す環境を設定する。
スタッフからの嬉しい報告や
時にはスタッフへの叱咤激励もあるが相談メールが何よりも自分として励みになるが、
あくまでも、教えていただく先生は縁のあった認知症の人である。
まだまだ、まだまだ・・自分には学びが必要だ。
自分らの学びから、目の前の人の人生と家族の人生が大きく変化してくるからだ。