在宅支援強化
認知症対応型サービスは、
認知症の方しか使うことのできない専門のデイサービスです。
五号館は今月3年目に突入です。
お祝いの餅つきが提供されております。
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高齢になってからの一大決心のデイへの参加は、
ご利用するまでには、
「誰がいるんだろう。自宅へ帰ることはできないのでは・・」と
重たい気分で心配をされる方もいらっしゃいますが、
(Ⅲ号館、甘酒飲みたいと自らつくります)
一日の利用が12名までと決められた中での対応は、
記憶は忘れても感情は豊かに残されており
共に痛みが理解できる方も多く
少しの混乱があっても、
あわてることなく周りから「こまっているようだよ・・」と教えていただく場面や、
(五号館)
気の合う仲間を見つけると、
会話の内容は意味不明でもお互いが認め合い
納得する関係を自らつくり
牽制の無い、
ゆったりと暮らす関係から次第に良い感情が残り、
(Ⅲ号館)
「あんた元気だったかーい」と昔の自宅を探しながらも落ち着きを取り戻し、
自分では忘れた昔の暮らしのヒントをいただくだけで、
頑張っていた自分を取り戻し
「昔話に花が咲いたり」笑顔が表れる場面も多くあります。
認知症専門のデイサービスの中には、
「今日は少し遅くなります」、
「晩ごはんお願いします」という
仕事を続けている家族様からの要望に対応する事業所も存在します。
(丁寧な食事つくりは丁寧な介護へと食から学びます)
認知症の人の支援は、
制度の隙間を埋める
事業所独自に支援するメニューが多くあり、
在宅介護者への臨機応変の支援がなければ
住み慣れた自宅での暮らしは困難と考えます。