介護現場の環境は、考えることのない物の導入から環境を壊す場面へと転じる事 もある。

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環境

「事業所の環境を心地良くするには」と考えると

今の少ない力量であるが、

次々とあらゆるものが浮かんでくる。

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認知症の人への人的作用から当日の座る椅子の配置の変更はあるが、

空間を利用する人々の個人史や生活歴から考えると、

そう、環境を大きく変える事は出来なくなる。

せめて、

混乱を来さぬように

整理整頓された部屋と

空白のある壁と

数枚の誰が見ても安心する景色や花の写真、

時を知ることができるわかりやすい時計、

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料理の匂いから時を感じる時間の経過と

季節を感じる風の換気の入れ替えと肌への刺激、

まぶしい太陽も適度にカーテンを閉めずに

自ら体を交わすことができる力を引き出し、

あえて限定された時間から優しく体へ届けてあげることも必要か。

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こちらの一方的な音楽の導入も

ボリュームや、

その音楽により認知症の中核症状から表出される感情は?

「いただいたから」と所狭しと壁に直接貼る絵も

何のために

誰の為に良い感情を引き出すのか、

狭い部屋で

塞がれた空間から圧迫感は無いのか、

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環境をつくるその人の采配から

環境は一瞬にして壊れる場面があることも知らなければならない。

と、考える場面をいただいた。

これも自分もふりかえるチャンスである。