病気と心の動き
お一人おひとりの利用者様の
既往歴から
現病も違い、
在宅家族様から
「膀胱炎で治療中です」との連携から、
「どうしたら膀胱炎の炎症を軽減できるか」と
あたりまえのように
「水分を多く摂取していただこう」と介護現場では気づかうが、
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同時に
その水分を摂取していただくのではなく、
気持ちよく飲んでいただく為には、
好みの飲み物、
自ら欲する周りのコミュニケーション関係
ゆ~ったり体を休める空間と、
思考の切り換えで介護者とご利用者の関係が優しくなる。
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1日、レビー小体型認知症家族の会、
新横浜へ参加させていただいたが、
本人への告知から幻視も病気と知ると、
介護するご家族も「あ、幻視だね」、
本人も「自分だけ見えているんだ。病気なんだ」と
受け取り方が違ってくる。
レビー小体型認知症は記憶もあり「認知症と呼ばれたくない」と、
とくに若年で病気と闘う人々等の心の動きは「自分だったら」と思うと
痛いほど理解ができるように思えてくる。
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しかし、
レビー小体型認知症とアルツハイマーの両方の病気を併せ持つと、
やはり
記憶にも影響が出てくる。
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病気と言うカテゴリーと
認知症と言う大きなカテゴリーの中には、
病気と闘う人々の繊細な心が縦横無尽に含まれていることを、
テキストから得る事が出来ない心の動きを家族会から学ばせていただいた。