「認知症高齢者の理解と接し方」生活支援員研修会
昨日は、北見市社会福祉協議会主催によります
日常生活自立支援事業
生活支援員研修会を一部、担当させていただきました。
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皆様、真剣に
集中して聞いてくださいました。
現場おける支援時の心構えや、
現実にお困りになっていることも終了後に聴かせていただきました。
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何と言ってもお困りなのが、
レビー小体型認知症です。
約10年前の事業所の開設時には、
夜になると窓によじ登ったり、器具を壊すなど、
夜の豹変にスタッフ等も可愛そうな思いをしましたが、
小阪先生による日本での発見から、
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現場に知識が入り、
様々な視点から分析されるようになりました。
知識は自分等の身を助けるものとなるのですね。
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しかしながら、介護現場では、
まだまだ、レビーと言う病気は、?が多い状況です。
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また、認知症になっても、
その人の人生の生き方によるものもあるのかと現場では思います。
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昨日は、終了後、認知症の人とゆっくりお話をさせていただきました。
忘れる事で悩まれている状況の人です。
普通~のお話です。
「忘れることは苦しいよねー。
でもね、今ね、頭が白髪になる様に800万人の人が病気になっているんだよ。
誰もがなりうるんだよ」とお伝えすると、
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「えー!そんなにいるんだ!」とその言葉も忘れますが、
感情は残るのです。
「自分だけではないんだ。病気なんだ」と、どこかでほっとされるようです。
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「〇〇さんは、人様の為に随分頑張ったモネー
だから、その笑顔も素敵だし、心もいいしねー
随分悩みを聴かせていただいた徳をいただいたんだねー」と伝えると、
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「そうか、蒔かぬ種は生えぬだよね。優しくすれば優しさが返るし、
今だけ良くしてもらおうと思ってもだめなんだよね」と、
人権も含む数多くの役職に就かれた方のお言葉でした。♥
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人様の為に少しでも親身にさせていただくこと、
その徳が、人生の最終章で認知症になっても見事に表出されてくるのですね。
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生活支援員さんの中には、
家庭内介護をされながら両立されている方もいらっしゃいました。
でも、そのおかげさまで101歳の母親から、
お会いするたびに叱咤激励をいただいて帰る事が出来るのですから、
目には見えない“もの”をいただいているのでしょうね。
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認知症の人の代弁者として
ボランティアをすると何だか清々しい気持ちになるのも
ありがたいことと、実感させていただきました。
良き時間に感謝です。