アルツハイマーを患う人と携帯電話

「アルツハイマーは、どんな病気?」と聞かれますと、

「ものわすれの病気ですよ」と代表的な症状をお伝えしますが、

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ご家族にとっては、

アルツハイマーのその人が、

数十年ぶりで久し振りに出会ったその人にも

なんとか、お話を合わせようと

言葉を巧みに駆使し表現をされる力もある為、

「認知症」という病気があることは理解されていても、

心の内では信じがたいことが多々あるようです。

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しかし、遠方のご家族が困ることは、

携帯電話を今までと同様に使う事が出来ていても、

かけた電話を忘れ、

何度も、何度もかける事があります。

しかし、かけた本人は、初めてかけていることであり、

なぜ叱られるのか理解できず

叱られた感情だけが残り悲しさだけが増す事もあります。

携帯を持ち続ける時期も検討が必要でありますが、

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しかし、

携帯を持つことでGPS機能から行方不明時には発見に至ることもあります。

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ご家族の中には認知症の人の携帯所持から

・いつ電話がかかって来ても気にならない方、

・気になって夜も寝られなくなる方等、

ご家族の受け取る感情は、さまざまですが、

アルツハイマーという病気は、

忘れる病気であっても感情は残りますので

早期に病気の告知をすることにより

「そうだ。自分は忘れる病気になったのだ・・・」と

現場介護者等の支援もいただき、

悩みながらも病気を受容する人もいらっしゃいます。

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認知症の病気の人の対応には、

100人の人には、

100人のそれぞれの角度から

微妙な対応の違いがありますので、

介護現場との個別の相談が必要と考えます。

多くなっている携帯所持からの悩みを

介護現場からお伝えさせていただきました。