鳥は飛ばねばならぬ

人生には

自分の為にも、

自分以外の為にも、

そこは艱難辛苦の道だと知っていても

行かなければならない道があります。

ある会場で

士気を高めるために

「鳥は飛ばねばならぬ」を

代読する気持ちで伝えさせていただきましたが、

*

この詩の強さは

会場にいる人びとを振い立たせ

「行け！行くのだ！」と

混沌とした道に勇気を与えていただき、

『すばらしい詩だ』と皆さんからお言葉を頂きました。

全文をご紹介させていただきます。

*

*

◇◆◇

鳥は飛ばねばならぬ

人は生きねばならぬ

怒涛の海を

飛びゆく鳥のように

混沌の世を

生きねばならぬ

鳥は本能的に

暗黒を突破すれば

光明の島に着くことを知っている

・

そのように人も

一寸先は闇ではなく

光であることを知らなければならぬ

新しい年を迎えた日の朝

わたしに与えられた命題

鳥は飛ばねばならぬ

人は生きねばならぬ

坂村　真民

*

*

◇◆◇

坂村真民記念館が愛媛県伊予郡砥部（とべ）町にあるそうです。

坂村真民先生の詩は、このほかにも多くあり

『念ずれば花ひらく』は

一度は多くの人が耳にされたことのある詩でもあります。

ぜひ行ってみたいところです。