物事を成し遂げる為の互いのエネルギー
以前にも自分の居場所について触れましたが机はスタッフのロッカーの前にあります。
実践研修やリーダー研修の方が驚きますが、
建築当時から私の事務所だけ床暖が入らないのですが小さな電気ストーブですぐ温かくなります。
それ以上に有意義なことは、スタッフの顔を見る前に階段を上る音で、ほぼその日の調子がわかります。
トップもスタッフも人生途中の修行の身であり、トップも間違えたときには素直に謝ります。
スタッフの意欲の低下や努力なしで失敗を何度も何度も繰り返した場合は、こちらが涙を流すほど話しあいます。
特に男性のスタッフとのやり取りが多いのです。
徹底的に話しあい、言いづらいことも、なぜなのかを互いに理解するまで話しあうのです。
しかし話しづらいスタッフは、ついつい後回しになり数年たっても同じ雰囲気となります。
この雰囲気がくせものです。雰囲気とは、その場にいる人達がつくりだしているものなのです。
それが、重たく暗いものを生み出すのであれば、さっそく話しあわなければなりません。
そこには人生の最終章をお預かりした利用者様が存在する事なので手抜きは出来ないのです。
しかし、幹部達は心得たものでトップ指導後には引き続き、
なぜだかもう一度理解できるように働く幹部、
ゆっくりと意欲を引き出す幹部と、
つまり幹部にトップの心内が手に取るように周知されているのです。
表面だけではない根本的な話し合いと指導はエネルギーを互いに必要としますが、
この高まりは、スタッフへの仕事の意味づけとなります。
真剣に育てようとすると、出来たときの喜びはトップ・幹部の本人以上の喜びになります。
電話の受け答えの出来ない子が、懸命に受け取る電話から感動が生まれます。
育てる真剣さが相手に伝わり互いの血が通い出すと、喜びはすぐそこまで来ております。
「話し合い」は、言+舌=つまり、話す事は舌を使って互いに言葉をつくり出すことなのですね。
仕事は楽しく「仕事に来て良かった、注意されたけど成功することが出来た」と言う
喜びの雰囲気は利用者様にも喜びの輪が大きく伝わります。
「流汗悟道」 (りゅうかんごどう)
“汗を流して働けば、親の苦労や他人の苦労が分かると、留岡幸助の言葉がピッタリと落ち着きます。
トップ自ら常に汗をかくことが大事なのだと再確認です。