せん妄からの退院

CIMG2278.JPG
*

昨年、高齢者住宅入居者様が

身体の不調を訴え搬送され入院となりましたが、

夜間せん妄が著しく退院となりました。

高齢で唯一の家族様は、

夜間における混乱の説明に驚き

『高齢者住宅へ帰ります』と決断され

一日を経過した頃

『すいません戻りたいんです」と連絡が入りました。

ICUにおける混乱は急変ある人々にご迷惑にもなり

『せん妄』という診断から

住み慣れた家に戻ると大丈夫という病気の解釈から

気持ちよく戻っていただきました。

せん妄とは、一過性のものであり、

新たな病気の発症等と共に

場所が急に変わること等によりおきるものです。

一眠りから目が覚めてみると、

命を優先する為、

やむを得ず手を拘束され、

辺りの環境が違うことに驚き

1日が1ヶ月も居たと

ご家族に混乱から訴えておりましたが、

高齢者住宅へ戻り

安堵しながら

急いで自室へ戻る姿に

何ともいえない考え深いものがよぎりました。

OPなど命を守ることが優先ですが

希望により、通院にて治療を続けることとなりました。

高齢者住宅では、落ち着きを取り戻し食事も召し上がっていただきました。

命を守ること

人生の質を支援すること

・・・・・・

いずれにしても

考えることと、学びは大切なことでありました。

前の記事

改善