重度の障がいがあっても家族の中心となり家族を守り続けた人
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現場報告から
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男性ご利用者K様
食事後のゆっくりとした時間
『あやこ』を手に取り
「母さん達、俺と一緒にやってみないかい」と
声を自ら声をかけ、
棒倒しに、アドバイスしてくださりながら
女性陣が倒すと、
「俺のも足してやる」と
手元に山に積み上げた“あやこ”を皆さんに
分ける姿もあり、
K様の素敵な人柄も見れ
楽しく穏やかな巧緻運動にもなりました。
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優しい言葉・態度は大切
人柄が自然に出てくる
真の自分をだす
常に利用者様からも沢山学ぶことがあります。
学びながらも、自分はどう見えてるか・・・
毎日が『学』です。
デイサービス担当
森 原文報告より
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ありがたいことです!
嬉しいです!
介護からそこに勤務するスタツフが学ぶ事ができることは
精神性が一段階進み心の修養が出来たからです。
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このように能動的気付きに向う事が出来た人こそ、
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からの点数取得ではない
介護心鍛錬1級を差し上げたいものです。
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資格があり
世の中に通じる人が驚くようなライセンスを取得しても、
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心で敏感に感じ
素直な心から物事を視る心が宿らなければ心を活かすことはできません。
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*****回想*****
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本の名前は忘れましたが今回の事件から
想いだすことができました。
生まれながらに障がいをもち
話す事も
体を動かすこともできない兄弟でありましたが、
その人が亡くなって気づいた事は
家族の中心的存在となっていたことです。
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日常の暮らしの中で家族間に生じる
アンバランスな心を整え
家族という形態を維持する大事な働きを行っていたのです。
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時間の推移と共に
誕生から
幼稚園
学校と
帰ってきてその人の所へ直行する甥子や姪子達、
事あるごとに、
心の内を全てはきだせる人がそこにおり
寝たきりの人は目で頷き
目で応援し
目で言葉を届け
家族の心を整え、
支援してきたのは寝たきりの重度障がい者でした。
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その人が残したものは
誰にでもは出来ない
与えられた人生を見事に生き抜き
今を生きる人々に残したものは大きな心でありました。
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あまりに悲惨な事件が起き頭の整理もつきませんでしたが、
この陰には
10本の指を折り曲げ数えても不足するほど
多くの改善すべきものが潜んでいるように思われ、
長い年月をかけ
一つずつ改善すべき課題があると思います。
・・・・
亡くなられた皆さまには
ご冥福をお祈りいたしますと共に
事件に遭われた皆様、
ご家族の皆様、
施設関係者の皆様には
一日も早く傷が癒え
時間がかかるかもしれませんが心が癒えることをお祈りいたします。