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(春の山)

*

ふと考えてみると、

祈りのときも、

拍手を打つときも、

また、

自分の力に及ばない

どうにもならない状況下においては、

見えないものへ切望する場面となり、

無の状態で

手と手を合わせる瞬間が訪れる。

*

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〈夕暮れどきの雲の舞踊り )

過去の

語りの会でテキストに使用していた

“サンタクロースを信じるか否か”の著書があったが、

適度な“見えないものへの思い”は、

畏怖となり、

生きていく中では力となり、

その存在を認めようとする働きは、

ひとりっきりの介護の中でも

暮らしの中でも

過ごす一日がまるで違ってくるように自分は思う。