(春の山)
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ふと考えてみると、
祈りのときも、
拍手を打つときも、
また、
自分の力に及ばない
どうにもならない状況下においては、
見えないものへ切望する場面となり、
無の状態で
手と手を合わせる瞬間が訪れる。
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〈夕暮れどきの雲の舞踊り )
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過去の
語りの会でテキストに使用していた
“サンタクロースを信じるか否か”の著書があったが、
適度な“見えないものへの思い”は、
畏怖となり、
生きていく中では力となり、
その存在を認めようとする働きは、
ひとりっきりの介護の中でも
暮らしの中でも
過ごす一日がまるで違ってくるように自分は思う。