正解はありませんが事例検討会から
昨日の勉強会、事例検討会より
『トイレ行っていいかい。』
一日中繰り返し、疲弊しています。と言う相談から。
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本人視点で考えてみましょう。
・おしっこ失敗したら大変だ!迷惑をかけられない。トイレはどこだった・・?
・こっちかな・・聞いてみよう・自分の家ではないから聞いてみたほうが良い
・黙って使うのは失礼だ
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★★残存能力の関係でみてみましょう。★★
・排泄を意識する力がある
・『失敗したら大変だ』と失敗をしたくない。避けなければならないと言う、
失敗を回避したいと思う力がある。
・尿意がある。
・よその家に迷惑をかけられないと気遣う力がある。
・使うときには、借りることを告げよう。申し訳ない。相手に敬意をはらう力がある。
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★★★
視点を変えてみましょう。
・自分の居場所になっていない。(・気分を変えAさんが喜ぶ環境を支援しましょう。)
・頭の中は、もんもんと失敗したら自分も相手も困るというネガティブな気分が襲っています。
★☆☆
ポジティブに変えてみましょう。
『失敗してもいいんだよ。誰もが年をとると失敗をするのはあたりまえなのだから・・』という
スタッフ自身がもつことが先決です。
口に出さずともマイナスのエネルギーは強い威力が有り
無言で突き刺さることがあります。
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(あさ)
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生まれた年代や、教育により、 人に迷惑をかけることは悪い事だと、
生活全てにおいてすりこまれていることもあります。
体の衰えや病気からの人の世話になることは遠慮はいらないことを、
日頃から伝え続けることで
認知症になっても学習する働きもあり、記憶は忘れても感情は残ります。
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Aさんの言葉は、シグナルだととらえることができます。
・心配がつづいている⇔環境をかえましょう。
・Aさんの好きな事。よろこぶときの表情を思い出すと、支援内容が浮かんできます。
自分等の脳の働きもプラス思考に切り替えることが大事です。
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上手く伝えられないのが認知症と言う病気です。
自分だったら、外へでかけ青空を見たり、草取りをしたり、
好きな音楽を1曲でも聴くことで気分が変ります。
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それができない人なのですから
高いお金をかけて本人や、家族が懸命に支払い続けているのですね。
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(いろいろあっても、
おいしいものは心の安定を導きます。食は力の源です)
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地域の社会資源の活用、法人の社会資源の活用をフルに活用する事です。
また、他の事業所への訪問から話が弾む事もありますね。
・・・と、
ケアは個別ですから正解はありませんが、
ふと考えるだけでも多方面に考える事ができるのでは・・?
と、自分は思います。