『日本国憲法書かれた書物ありますか・・』と
昨日、事務所に
『すいません。ここに日本国憲法の本がありませんか」と、
過去には、町の財界を牽引された方が訪ねて来られた。
「あ、ごめんなさい。
ここにはありませんが、
図書館本館には、ありますよ。
新しくなった素敵なところですよ。」
と言葉をつなぐと、
『自分は、憲法の9条を見たいんですよ」と。
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戦争放棄の部分ですねと、
伝えると
『そうです。自分は戦争体験者ですから。
戦争の恐ろしさは肌身に沁みています』と。
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爆撃からの避難時の平面的な土を掘り命が救われる事や
9条の解釈がいかようにもできる不安等、
事務所に来られるまで、
多くの課題から案じていた様子が伺える。
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傾聴させていただているうちに
生活相談員がインターネットからのものを印刷し
『この部分でよろしいですか・・』と手渡すと、
驚かれ喜ばれる笑顔もいただいたが、
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最近のキナ臭い情勢から、
戦争体験を再度彷彿させる状況の
早急な回避や
同時に、
入居者の心のうちを開放する場の提供が必要なのだと、
不安をもたれている人のみでも、
戦争体験を聞かせていただける大切さや
必要性を感じる時間となった。
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お帰りなる前に
『私は話し合いしかないように思うのです」という言葉が強く印象に残った。