生きる
斬新な元看護学生の生き方
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病院の寮に住み込み
朝は、誰よりも早く朝一番のそうじ等の仕事をこなし、
掃除最後の玄関には、
水をまくと清々しい気持ちになり、
日中は学校で勉強に励む。
夜は、診察終了であっても、
夜間の窓口で緊急で訪問する患者さんの受付を行い
患者の来ない日は、
受付窓口に持ち込んだ看護学校の教科書や宿題をこなしていたという。
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今の働く環境の中からは、考える事さえ難しいことであるが、
先日から話を聞かせていただいた看護学校の住み込み卒業生らは、
医師や奥さん等に大変感謝をしており、
成人式の晴れ着の用意等、
30年を経過した今でも
当時の喜びは、体全身から伝わる強いエネルギーとなり、
相手に伝わってくる当時の感動は、
自身の心を強く育てさせ、
また、1本の芯となっていったのだろう。
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真っ直ぐな心は、
素直であるがゆえに、
相手を一面しか見ることができないない生き方から
痛さと、人からの親切が交互に己の身で理解し、
優しさと厳しさの中からこそ育むものが多かったのか・・。
時を違えた話であったが、
元、住み込み看護学生二人からの働くという意味の言葉がズシンと奥に突き刺さった。
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また、なにも世の中を知らない自分であったが多くの先輩等から教えていただいた・・と、
どちらも感謝の言葉で終わっていた。