うつろいでいくもの

坂村 真民さんの詩に、

『喜びに生きる』

『すべてのものはうつろいでいく、

怠らず努めよ』という、

有名な釈尊のお言葉を紹介され、

日常の生活の中での修行についてもふれている。

また、

修行は、

瀧に打たれたり

断食したりするのを修行というのではなく、

『平常心是れ道』というように

日々の生活を人間らしく生きてゆくのも

立派な修行であると。

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今日、出会った人々も、

癌の末期の人の笑顔も

見舞いに来ていただいている老いた妹さんも

どの人々も

自分も含め

うつろいで行く世で生きている。

留まる事はないのだ。

せっかくご縁をいただき、

出会った人々と

笑顔で接し

良き瞬間を共に生きれたら最高に幸福であり

最後に残るのも笑顔の想い出となるだろう。

そのように生きたいと行動することが

修行なのか。

真民さんは、

どのようなときでも、

遊び心をもち

喜びを持っていくことの大事さを伝えている。

自分流で考えると修行にも段階があり、

日常の生活をクリアーした人等が

瀧に打たれる価値があるのだろう。

まだまだ、ほど遠い自分である。