見舞いから気づく自分への回想
遠軽までの見舞い、
一筆入りの、のしぶくろと、
食べる事ができない人へ何を持参するのか、
さしあたり無難に
コンビニで新聞か?、本か?と手にするが
届けた本の題名は、
『寝ながら体を鍛える本』となった。
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(Ⅲ号館)
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なんだか考えてみると入院患者に渡すような本ではないが、
どこかで、
はやく良くなるようにと願っている自分の深層心理なのかと
気づく。
コンビニの書棚に共に並んでいた『性格のいろいろ』とあり、
そのフレーズから、
過去の自分の性格診断まで遡り思い出すことができたが、
当時の性格診断には、
なんと『親』の自分がいたのだ。
子供にでもこの作用が出てくるのだ。
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(五号館)
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そう考えてみると
幼い過去には「なんで自分なのだろう」と、
3人兄姉のなかで末っ子の小学5年生の自分が、
入院した両親に代わり、
金庫番をし、
住み込みで働いていた人等にも
采配をしていた当時の自分の姿が重なったが、
親が無事に戻るとこらえていた重責が
涙となって大きな荷物を降ろした気分となっていた自分がいた。
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(シンフォニー♪)
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(グループ)
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今は、世の中の出来事の動きを
『そうか、そのようになるのか』と
5年生当時からは随分と鍛えられた自分が
『おもしろい ^^』と
客観的にみる自分がいる。
せっかくこの世に誕生した一度っきりの人生である。
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旅たつ瞬間まで全てが初体験であるのだ。
恐れず、
チャレンジ精神を忘れず
一日を
後悔なく
残りの人生をしっかり生ききることとしよう。