縁

夜勤者に会いに行く

日頃会わない夜勤者に言葉を届けに出かける。

優しい声がトイレから聞こえてくる。

ありがたい・・ありがたい・・と嬉しい心が沸き上がる。

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2Fでは、早起きさん等が、

介護に手慣れたスタッフが寄り添い、

数名、椅子に座り穏やかな表情で朝食を召し上がっている。

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お腹が空いた人、

まだ眠たい人、

全員集合でなくて良いのだ。

夜勤の感謝を伝え

シンフォニーへと出向く。

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戸締りは2重のチエックでしっかりと守られている。

チャイムをならし、

夜勤者の驚く様子に日頃のねぎらいの言葉を届け、

わずかな差し入れに『いいんですか！！すいません！！』と。

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子や孫なら、

差し入れも届けたくなるだろうと思うと、

そうか、

子や孫や兄弟、姉妹と思うとそこに心がより近くなるだろう。

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家族に代わり介護する場をいただけているのだから、

縁に感謝し、

けして迎合はしないが、

真摯に話しを聞かせていただき

感謝の言葉と認める言葉をとどけよう。