老いと在宅介護者

老いと在宅介護

『老いていく親を認めたくない』と、

自分では思ってはいないと自分では思うが、

親子の縁が深ければ深いほど、

また、きつく指導された当時の子供であった自分からは、

『認知症に一歩入ったかな』と、

その場は一時的に思っても

心の中では、素直に受け止めることができず

互いに葛藤の日が訪れる。

だが、それは認知症ばかりではなく、

身体的に介護が必要となった親であっても、

心配はするのだが、

受けとめるには時間がかかり、

親を介護する子の立場からは、

全員ではないが、

心に凸凹が沸いてくるのは

介護に直面する子の心理的作用であり、

在宅介護者は、

『自分は、まだまだ人間ができていない』と落ち込むが、

その葛藤の日々から時間はかかっても、

受け入れるその日が、

必ずやってくると、体験から思われる。

しかし、在宅介護の、

その精神面の変化の真っただ中にいる家族は、

苦しく、

また、介護を受ける本人にとっても、

より苦しく

家族交代など、

今こそ何らかのサポート支援が必要な時期と思えてくる。

訪問介護は、日常の状況においても

ケアマネさん等はお願いするのに疲労困憊であったが

今の非常時ではより厳しい状況である。

今回のコロナは、

現場をより深く知るきっかけになるかもしれない。

介護保険事業所は、地域の社会資源であり、

日本国中、高齢化率50%の地区はざらである。

何とか、

在宅を救済する為にも

その社会資源を無くしてはいけない。!!

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深謝