非効率の対応が認知症の安定につながります。写真:ボーリング大会ち ぎり絵応援旗をもつ樋口管理者

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 温暖化の影響は心にも・・・?

春の気圧、南高北低型が現れやすくなると利用者様の精神面にも低下が現れてきており驚きです。

個々のセンター方式(認知症の人のためのケアマネジメント)を使用中のため、今年の一足早い変化から昨年のセンター方式を比較してみました。

すると昨年より2週間ほど早めに混乱が出てきています。

これだけ、温暖化なのでしょうか。

温暖化は精神面まで変化を及ぼすのですね。・・

診断は「認知症」なのですが、精神との混合型症状がグループホームにも多くいらっしゃいます。

 記録は重要で、昨年の引き出しを開けることで如実に変化がわかります。

 ご苦労され、やっと人生の最終章までたどり着いたその人を認知症は、その人の存在までをも消してしまおうとします。

介護者の皆さんの手間暇かけた対応こそが心の癒しとなるのです。

水分量の工夫や排便状況、睡眠状態まで、健康な方には想像も出来ないほどの手間をかけた時間が必要なのです。

 認知症の人のケアマネジメントセンター方式は、研究者の先生方や現場の皆さんとのエビデンスを基に何年もかけて丁寧につくられたケアマネジメントなのです。

おこがましくエーデルワイスでは、センター方式+施設独自の記入方法により使用させていただいております。

特に、夜の睡眠状況の把握は次の日の精神状態との関連が深いからです。

昨年の失敗を今年は未然に防ごうと、水分の工夫や戸口に個別の音楽の導入などスタッフは真剣に個別の工夫を行っています。

個別の介護記録は、Drのカルテと同様なくらい重要な物だと思います。

苦労されています利用者様の対応についても記録の開示により家族様との距離をぐっと近づけることができます。

懸命に介護しているスタッフを守るのも記録なのですね。・・

 昨年の担当したスタッフからも、記録を基に昨日の出来事のように細かく状況説明がされました。

 春のめまぐるしく変わる天候に振り回されないように早めに気圧の変化をキャッチし、気圧に合わせた介護を取り組み中です。

非効率な介護から安心が生まれることが実証です。

みんなありがとう!利用者様に代わり感謝申し上げます。

施設長