人間の力

いつも

一緒の生活空間の中にいると

その人の力を見落とすことがあるが、

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久しぶりの受診後の家族様との対面記憶は、

認知症を患う〇さんのいつもの進行状況から、

丸一日経過しても

娘さんのことも、

共に側にいた介護者のことも

しっかり記憶に残されていた。

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人間には、最期の時でも周りの人等の目には、

あえぎ、苦しそうと思う呼吸の場面であっても、

本人には、本来備わった自らの麻薬物質のような

(脳内作用エンドルフィン)

働きがあり恍惚状態になるというが、

人との出会いも大事な人ほど

病気の壁を乗り越えた見えない何かが本能的に働き

嬉しかった喜び記憶の継続につながるのかと、

感慨深いものが込み上がってきた。