心の会話
写真を見ながらの食のアンケートから
グループホームでは、
それぞれ、好みの物が上がってきたが
1階・2階と少々違い
年代からの
食した場面での思い出が
脳裏に映像となって映し出され
多くは
喜びであったり、楽しかった思い出と共に食した場面が浮かんでいる。
認知症の病気なっても互いの意味が通じなくても
それまで培った人生から身に付いたものが働き
会話から
うなづき
「そうだ・そうだ」と、微妙な会話の「間」で相槌をし、
共感し、
多くの言葉を届けているわけではないのに
忘れられない辛い話をしていた人の心もほぐれ、
聞いていただいた隣の人との見えない距離が接近する。
遠くの人でも
会えない近くの人でも
心の入った電話からお薬よりも即効性があるようで、
人は、
話す言葉は少なくても
受容と共感で
随分と心が軽くなることをご利用者の皆さんから教えられる。