昔語り 徳を積むことの大切さ
以前、和歌山へ出かけた際に串本町だと思うが、
記念館へ立ち寄ると
トルコの船が遭難し、
串本町の漁民が我がことのように大勢の人々が総出で助け
必死で溺れかけていた人々を救出し
自分等が食べずとも
食べ物や
着るものを提供し
命を救う手立てをさせてただいたという。
その船や漁民が海へ救出に入る様子が描かれた絵が数枚あったように記憶している。
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そのような日本の民間人の働きは
トルコでも語り告がれ
イラン・イラク戦争では、
イラン側が48時間後に上空を飛ぶものはすべて撃ち落とすと宣言したが、
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日本は、救出の為の飛行機は
自衛隊機を使用することに苦渋の選択を迫られ、
憲法違反から取り残された形になる所であったが、
そのような中、
トルコが日本人の救出の為に飛行機を飛ばしていただけたのだ。
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ここは、当時のテレビからの報道も蘇る場面であり、
見ず知らずの人々であったが、
同じ日本人として
心から良かったと安堵した自分がそこにいた。
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日本が感謝を伝えるとエルトゥール号の借りを返しただけだと。
日本の昔の人々の徳積みで、
現代に生きる人々の命を助けていただけることができたのだ。
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これからも、
民間の人の働きも、
国の働きも相互に良き関係を築くことで
信頼関係が再び築くことができそうに思う。
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徳を積ませていただくチャンスがきたら
喜んで積ませて頂こう!