尊厳ある介護を届ける為の研修からの所感

どのような業務を遂行する人々も

医療や介護現場で働く人々も、今はすべてに働く環境が変わり

誰もが疲弊している状況下にあると考えます。

 

 

 

そんな環境においても

介護現場は、

とくに自分との戦いであり不適切介護を避けるためにも

一まとめではない、

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どこで生まれ

ご両親は、そのときどのような仕事だったのか、

兄弟は、

小学校の場所は、

学校へ一緒に通っていた友人は?

担任の先生の名前は、

学芸会の思い出は

運動会の思い出は

修学旅行の思い出は

等・・・

その場面に発した言葉の記録の積み重ねから

家族も知らなかった情報がいただけます。

発した言葉は宝であります。

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一番、遅くまで記憶に残る幼い時の長期記憶を知ることで

その人が、いつも混乱する少し前に

場所の地名を届けるだけでも

記憶が蘇る場合もあり

3分程度の会話から後の混乱を防止することもできます。

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そのような研修から昨日は、父親を亡くしたばかりのT君から

感動する研修所感が届きました。

 

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老人=物覚えが悪かったり動作が遅いし、

若者より劣っているという認識は誰かしら抱いているのではないだろうか。

しかし、実際に触れあうと、

そんなことはなく「得手不得手」がある自分等と変わらぬ人だと、

思い知らされる。

そんな方々の生活歴を知ることは、若者の履歴書を読むことと何等違いはない。

その人を知ることは、

その人を尊重しようとする行為であり、虐待を防ぐきっかけにもなるのではないかと思う。

 

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軽度認知症対応型

住宅型有料老人ホームエーデルワイススタッフ

5名から届いた一部をご紹介しました。

 

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事業所内研修から、

話す会話と、文章にすることでは表現がまるで違い

自己の内面に意識が向けられ、

おもわず浅学ですが、

ユングの「静かな水は深い」という言葉が浮かんできました。

 

学びは自分を守る武器ともなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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